レンチ

レンチ

 DEENブランド最初の工具はコンビネーションレンチ。

オープンエンドとボックスエンドという異なる形状をひとつにしたコンビネーションレンチは、 固着したネジにはボックスエンドでアプローチし、早回しにオープンエンドを使うというプロ好みの機能があります。また、機能面だけではなく、1933年にアメリカのプロムツールにより、オープンエンドに15度のアングルをつけ、 ボックスエンドに15度のオフセット角を付けたコンビネーションレンチのアンバランスさが生み出す造形は、 多くの工具ファンのハートを惹きつけるものでもあります。

DEENが最初の工具としてコンビネーションレンチを選んだのは、 コアな工具ファンが工具の個性を語る対象となりやすいものであったからだといえます。

DEENの最初のレンチが生まれた2000年当時、製造を担当した台湾の工場では、 欧州の有名ブランドのOEMをしていて、すでに精度の高い工具を生み出す技術力を持っていました。 なかでも上級ブランド工具向けラインにおけるメッキ技術は相当高いもので、サンプルを初めて目にした時、 あまりの美しさに声を失うほど驚いたことを覚えています。

DEENのレンチはボックスエンドの内側のザグリを無くし薄型のボルトナットへの掛かり面を増やしたり 、立ち上がり角度や長さのバリエーションを増やしたりして、様々なシーンで現代のボルトナットに対応できるようなラインアップとしています。 スタンダードな一本でなんでもやるのではなく、状況にあわせて、機能を発揮できる形状のレンチを選び、 使い分けることで工具本来の機能を生かした効率のよい作業をして欲しいというのがその理由です。